スタッフブログ 2021.01.14
遅ればせながら、新年あけましておめでとうございます。
旧年中も、本当にたくさんの方々にご支援・ご指導いただき心より御礼申し上げます。
さて、朝晩に限らずめっきりと冷え込む日々が続いておりますので、少しだけ温度のお話を。
なんともおいしそうな光景です。
炭火って、見ているだけで心が穏やかになったり、うきうきしたり、幸せな気持ちになります。
オール電化の普及によって、このように緩やかに踊る火を見る機会も少なくなったのではないでしょうか。
暖房器具もエアコンになり、ストーブを使用する方も少なくなったように感じます。
同じ温度でも、火を眺めながら温まるのは、体だけでなく心も温まるような気がします。
すぐに暖かくなる、コストが安い、お手入れが簡単など、機能や利便性は住まいづくりでも大切な要素だと思います。
それと同時に、機能や利便性だけでは片づけられない「心の豊かさ」は、もっと大切だと考えています。
先日、お施主様から「お庭で七輪を楽しむのが私にとっての幸せな時間です。」とのお声をいただきました。
「こんなに寒い日でもお外で七輪ですか?」と聞くと、「寒いからこそ、火のありがたみを感じるんじゃないですかー(笑)」とのこと。
日々の暮らしの中、そういった「感謝」や「気づき」の生まれる暮らしってとても素敵だと思いました。
「住んだ後に気づく設計者の心づかい。」といえば恐縮ですが、図面ではお伝え出来ない、住み始めて気づく「小さな喜び」をご提供できるよう努めてまいります。
本年も何卒よろしくお願い申し上げます。